お知らせ

院長のちょっと一言

ワインの言葉  2016/12/03

11月には、関東では54年ぶりとなる降雪があり、大変驚かされましたね。日ごとに寒さがつのり、師走の訪れを肌でも感じるこのごろです。

さて、皆さんはボージョレ・ヌーボーはもう飲まれましたか。フランスのボージョレ地区では、今年の春は天候不順でブドウの成長が遅れたものの、夏場からは日差しに恵まれて理想的な成熟を得られたそうです。わたくしも数種類を試飲いたしました。ボージョレ・ヌーボーらしい爽やかさを持ちながら、しっかりした味わいがあり、お食事に合わせても負けないほどの完成度を感じました。もし、まだ飲まれていなかったら、お試しになることをお勧めいたします。

なお、ボージョレ・ヌーボーに関しては、昨年このブログで説明していますので、合わせてお読みになってください。

ところで、この時期に酒屋さんなどで、見慣れない言葉を目にした経験はありませんか。並んでいるボージョレ・ヌーボーのエチケット(ラベル)などに「プリムール」「ヴィラージュ」「ヴィエーユ・ヴィーニュ」などと書かれている事がありますが、どのような意味があるのでしょうか。

プリムールPrimeurとは、フランス語で「初めての」「一番目の」という意味です。またワイン業界では「新酒」のことを指します。この時期に販売されるフランス産ワインの新酒をプリムールと呼ぶのです。ボージョレ・ヌーボーもこれに含まれますので、単にプリムールとだけ表記しているものもあります。ちなみにイタリアの新酒はノヴェッロNovello、ドイツの新酒はデア・ノイエDer Noueと言います。

ヴィラージュVillageは、フランス語で「村」の意味です。ワインでは収穫された範囲が、地区、村、畑、と狭くなっていくに従って格が上がります。法律で定められた特定の村で収穫されたぶどうで造られたワインがヴィラージュを名乗ることができ、ワンランク上のワインということです。

ヴィエーユ・ヴィーニュVieille Vignesは、フランス語で「古いぶどうの樹」という意味です。単にV.V.と略して書かれていることもあります。一般的に樹齢が30〜40年になるとヴィエーユ・ヴィーニュと呼ばれます。樹齢を重ねると樹に成る果実の数が少なくなります。すると太陽の光の恩恵や土からの栄養分が、相対的に多く行き渡るようになります。つまりは若木よりも高い品質のぶどうができるので、ワインの質もあがるということなのです。

いかがでしたか。少し単語が分かるだけで、きっとワイン選びも楽しくなることでしょう。お近くの酒屋さんで、上の言葉を探してみてくださいね。

1 2 ボージョレ・ヌーボーの季節が終わると、もうクリスマスが近づいてまいります。こうだ歯科医院もクリスマスの装いで、患者様をお待ちしております。今のうちに健診とクリーニングを済ませて、気持ちよくクリスマスや年末年始をお過ごしください。

ハプニング  2016/11/18

朝晩の冷え込みが厳しくなり、季節は秋から冬へと移ってまいりました。気温の変化もさることながら、このところ世の中ではいろいろな出来事が目まぐるしく起きているようですね。

ちょっと前の気がしてしまいますが、10月の初めにはノーベル賞が発表されました。日本人では東京農工大学の大隅良典名誉教授が「オートファジーの仕組みの発見」の業績を認められて受賞しました。

オートファジーとは、細胞が自分自身のたんぱく質を分解して、新しいたんぱく質の材料としてリサイクルする仕組みです。哺乳類、昆虫、植物などあらゆる生物に共通の生命現象で、有害なたんぱく質を除去して細胞内を綺麗に掃除したり、病原体をやっつけたりするのにも役立っています。また、パーキンソン病やアルツハイマー病の発症にオートファジーが関係しているとも言われ、治療法の開発に貢献するのではと期待されています。

ここしばらく、毎回のように日本人の研究者が受賞していることを大変喜ばしく思います。また、基礎研究の厳しい現状にも負けずに、研究者たちが日々頑張っている姿に光が当てられるのは良いことだと感じます。一人の医療従事者として、今後の医学に貢献するような研究者が育って欲しいと切望する次第です。

ボブディラン さて、今年のノーベル賞といえばもう一人外せない人がいますね。米国のボブ・ディランは、ミュージシャンで初めてノーベル文学賞を受賞しました。1960年代から反戦や平和を歌って若者たちの心をとらえ、その後も精力的に活動を続けています。その音楽スタイルはフォーク、カントリー、ロックと枠にとらわれない幅広さで、詩の素晴らしさで高く評価されています。誰が聞いても文句なしの受賞だと思いますが、なんといっても受賞後まったく連絡が取れないなど、変人ぶりも話題になりましたね。辞退するのでは、などと噂も飛び交いましたが、2週間ちかく経ってから受賞の意思があり喜んでいると連絡したとのこと。そこがまたディランらしいと、これまた話題になりました。その後、ディランは賞は受けるが、授賞式を欠席すると表明。まだまだ目が離せませんね。

しかしここで、上記のお二人のノーベル賞受賞やその他の話題を吹き飛ばして、世間の注目を独り占めにしてしまった男が現れました。ご存知PPAP(ペン・パイナッポー・アッポー・ペン)のピコ太郎です。英単語を並べただけの全く意味の無い歌詞に、不思議な振り付け。そしてなんと言っても、パンチパーマにサングラスやヒョウ柄マフラーなど特異なファッション。このナンセンスな動画を見ていると、難しいことや辛いことを一瞬だけ忘れさせてくれるような気がします。ちなみにピコ太郎は、お笑い芸人の古坂大魔王という人と同一人物だそうです。ピコ太郎は53歳ということになっていますが、古坂大魔王は43歳のようです。

ところが浮かれてばかりもいられません。11月には米大統領選が行われました。大方の予想を裏切って熾烈な戦いに勝ったのは、ドナルド・トランプ氏でした。差別的発言やセクハラ疑惑を押しのけての当選。まさかこの人が、と思っていた人も多いことでしょう。米国では各地で反対のデモが行われる始末。今後日本への風当たりも強くなりそうです。政治経験は無く、大統領としての力量は未知数。不安にならずにはいられませんが、決まったことですから覆すことはできません。民主主義の大国で、国民が選んだという事実を重く受け止めることといたしましょう。

このように世の中では様々なことが起こっており、予想外のハプニングもあります。みなさんのお口の中はいかがでしょうか。間もなく師走もやってまいります。お口の健康だけはよからぬハプニングが起こらないよう、今のうちに健診とメインテナンスを受けてはいかがでしょうか。こうだ歯科医院のスタッフ一同ご来院をお待ちしております。

君の名はむだ死にしない  2016/10/03

君の名は この夏に公開され、興行収入100億円超えの大ヒットとなった「君の名は」という映画を観てきました。高校生の甘酸っぱい恋心、奇想天外なSF的ストーリー、アニメーションでありながら実写と見まごうほどの美しい映像が相まって、最後までハラハラドキドキさせられて楽しめる作品でした。

この映画がヒットした要因の一つは、背景として実存する場所が正確に描かれていることだと言われています。「あ、あの風景見たことある。きっとあのあたりだ!」と観ている者を作品の中に引き込んでしまうのです。主人公の一人、立花瀧(たちばな たき)は都会に住む男の子で、物語の半分は新宿、四谷、信濃町などを舞台に繰り広げられます。本作のシーンとまったく同じアングルを求めてこれらの場所に行くことを「聖地巡礼」と呼び、大変なブームになっているようです。

わたくしは中学が四谷で、高校は新大久保だったので、都会のシーンではまるで自分がその場所にいるかのような感覚を味わえました。また、もう一人の主人公、宮水三葉(みやみず みつは)は架空の田舎町・糸守町に住む設定ですが、こちらも実在の場所をモデルに描かれています。東京のみならず地方まで足を伸ばし「聖地巡礼」する強者もいるそうです。都会の「聖地」であれば気軽に行けて、ちょうどよいウォーキングにもなりますね。

まだご覧になっていない方のために詳しい内容は差し控えますが、老若男女を問わず楽しめる映画ですので、是非映画館に足を運んでみてください。

ホリエモンむだ死にしない技術 さて、もう一つ旬のネタを。ホリエモンこと堀江貴文著の「むだ死にしない技術」という本をご紹介いたします。日本人は本来予防できる病気でむだ死にしすぎているとして、現在分かっている医学的なエビデンス(証拠・根拠)をもとに、癌などの病気を予防し長生きする方法を紹介しています。例えば胃癌について以下のように書かれています。

・胃癌の99%がピロリ菌(ヘリコバクター・ピロリ)の感染が原因である
・検査をしてピロリ菌感染が分かったら、抗菌薬で除菌する
・日本ではピロリ菌の除菌は健康保険適応されている
・予防するよりも、胃癌になった後のほうが圧倒的にお金がかかる
・予防で医療費を抑え、福祉や子育て支援に回すべき

わたくしがこの本をご紹介したい理由は、歯科について書いてあったからです。なんと、第4章は「むだ死にしたくなければ、歯医者に行け」として、一つの章をまるまる割いています。ちなみに全6章からなっていますので、結構な比重だと思います。抜粋すると以下のとおりです。

フロスREACH ・歯周病は自然治癒しない
・放置すると糖尿病、心疾患、脳血管疾患などの深刻な疾病につながる可能性がある
・年に2回は歯を診てもらえ
・フロス or ダイ(死)
・糖尿病を治したければ歯周病から治せ
・口呼吸をやめて鼻呼吸にしろ
・歯に時間と金を使えば長生きできる

いかがでしょうか。歯周病の治療は健康保険適応ですから、費用もかからないのがいいですね。みなさんもむだ死にしないために、こうだ歯科医院にご来院いただき予防や治療を受けてください。

臭いのお話  2016/09/09

コルク 今回は臭いに関するお話をいたしましょう。みなさんはブショネ( bouchonne)という言葉を聞いたことがありますか?

ブショネとは、細菌に汚染された状態のワインのことを言います。ブショネのワインは独特の不快な臭いがし、「カビ臭」とか「生乾きの雑巾臭」などと表現されます。こんな臭いのワインが美味しいわけがありませんよね。当然、ブショネのワインは破棄されます。実は全世界のワインの3〜7%がブショネと言われており、これによる経済損失は年に1兆円にのぼるそうです。ちなみに、ブショネの原因はコルクに発生した細菌の代謝物であるTCA(トリクロロアニゾール)と言われています。

健全なワイン もしディナーで不快な臭いのワインが出てきたら、せっかくのお食事も台無しです。もちろん、レストランであればソムリエかお店の方に言えば、健全なものと無償で交換してくれるのでご安心ください。ところで、同伴者のお口の臭いが気になったことはありませんか。こちらは相手に気兼ねして言い出しづらいものですよね。

先日、夫の口臭が気になる妻は8割を超す一方、妻の口臭が気になる夫は6割とする調査結果を日本歯科医師会が発表しました。新聞などに掲載されたので、ご覧になった方も多いのではないでしょうか。

この調査は、全国の10〜70代の男女計1万人を対象にネットを通じて実施されました。現代人のお口の悩みトップ3は、1位「ものが挟まる」、2位「歯の色」、3位「口臭」でした。3人に1人は口臭を気にしているそうです。また、恋人の口臭が気になると答えた独身の人は女性6割、男性4割で、配偶者の場合よりも少なかったです。そして、8割の人が自分の口臭が気になった経験があり、女性のほうがやや多かったとのことです。

一方、口臭の原因に関しては、「口臭のほとんどが歯周病やむし歯などの口の中に原因がある」と知っている人は66%でしたが、実際に「歯科医院に行く」と答えたのは9%にとどまりました。

口臭の主な原因物質は「揮発性硫黄化合物(VSC:Volatile Sulfer Compounds)です。口の中の嫌気性菌がタンパク質やアミノ酸を分解して、このVSCを作ります。ワインとまったく一緒ではありませんが、ここでも細菌が関わっているのですね。歯周病によってできた歯周ポケットは、嫌気性菌が増殖する格好の場所です。同様に、むし歯を放置していると、嫌気性菌の巣になってしまいます。さらに、口呼吸が口臭の原因になることもあります。口呼吸をしていると、口の中が乾燥します。唾液には、口の中を洗浄し、細菌の増殖を抑えてくれる効果があるため、口が乾燥すると細菌が増えて口臭が発生しやすくなるのです。

このように、口臭の原因は空気が届かないような奥に潜む細菌なので、マウスウオッシュなどで一時的に臭いを紛らわしても、根本的には解消されないことが分かりますね。歯周病やむし歯の状態は人それぞれですから、対処法は歯科医院でご相談になることをおすすめいたします。こうだ歯科医院は24時間ネット予約が可能ですので、思い立ったらすぐにご予約いただけますよ。人間はワインのように簡単に交換するわけにはいきませんから、いつまでもパートナーとの良好な関係を保つために、ぜひこうだ歯科医院をご利用ください。

ウォーキングの力  2016/08/05

青空 長い梅雨が明けて、暑い夏がやってきましたね。雨が降ると活動的になれませんし、猛暑では熱中症が心配で外出もままなりません。というわけで、この時期は快適な室内でテレビを見たりして、ついつい運動不足になりがちです。そんなナマケモノさん達に警鐘を鳴らすような記事を見つけました。

大阪大などのグループが、テレビの視聴時間と肺塞栓症で死亡する危険性を分析しました。その結果、1日の視聴時間が2.5時間未満の人に比べ、5時間以上の人の死亡リスクは2.5倍だったことが分かりました。エコノミークラス症候群と同様に、テレビ視聴時は足を動かさなくなり、足や骨盤に血液がたまりやすくなることが原因だとのことです。これは大変です。「書を捨てよ、町へ出よう」ならぬ「テレビを捨てよ、町へ出よう」ですね。

実はわたくしは歩くのが大好きで、毎日平均で1万7千歩程度、距離にして12キロ以上を歩きます。5年ほど前に健康診断でコレステロール値が高いことが分かったことがきっかけです。サプリメントなど飲んでも一向に改善せず、通勤で歩くことにしたのです。毎日1万歩を目標にして始めたところ、3ヶ月ほどでコレステロール値は正常になりました。さらに嬉しいことに、体重は落ちて体調が良くなり、夜もよく眠れるようになりました。そうしてどんどん歩くのが楽しくなってしまったと言うわけです。

シューズ わたくし個人の体験談だけでは、信憑性に欠けると思いますので、ウォーキングの効果についての調査結果をご紹介しましょう。

ロンドンのセント・ジョージ大学病院の研究者たちが調査したところ、エクササイズが細胞の老化現象を防ぎ、古いDNAの損傷が修繕されていることが確認されました。また、脳機能を高め、抗うつや痴呆の予防も認められました。運動をすれば、3年から7年も寿命を延ばせる可能性があると報告しています。そのためには1日に20分から25分のジョギングやウォーキングが必要とのことです。

アメリカのローレンス・バークレー国立研究所では、たくさん歩けば歩くほど早死にのリスクが低くなることを明らかにしました。ウォーキングをたくさんしていた人は、脳卒中や糖尿病、心臓病などで死亡する危険性が特に少なかったそうです。

アメリカのピッツバーグ大学などのグループが行った調査では、歩行速度が毎秒10cm早くなるごとに死亡リスクが12%低下することが判明しました。つまり、歩行スピードが速い人は、遅い人に比べ、寿命が長いということです。

日本の国立がん研究センターは糖尿病リスクについて調査しました。その結果、1日の歩行時間が30分未満の人は、2時間以上の人に比べて糖尿病になるリスクが1.23倍高いことが分かりました。また厚生労働省は生活習慣病予防のために、男性は1日平均で9200歩程度、女性は8300歩程度を目安に歩くよう呼びかけいます。ちなみに1000歩を歩くには約10分を要します。

新しいシューズ さて、難しいお話になってしまいましたが、ウォーキングの良いところはなんといてっも手軽なところでしょう。お気に入りのシューズさえあれば、すぐに始められます。ただし、この季節は暑いですから、くれぐれも熱中症にお気を付けください。しっかり水分補給をして、気温が高い時間は控えましょう。朝晩の涼しい時間帯、たとえば通勤やお買い物のときに、ちょっとだけ遠回りして距離を伸ばすのがおすすめです。最近大流行のモンスターを捕まえるゲームで歩くようになった方もいらっしゃるようですが、歩きスマホは危険ですからご注意くださいね。

歩き疲れたら、是非こうだ歯科医院で涼んでいってください。冷たいお水もご用意してお待ちしております。

傘さして歩くも楽し  2016/07/02

シンカテール1 雨の多い季節、皆さんいかがお過ごしでしょうか。雨の日の必需品といえば傘ですね。お洒落な傘があれば、憂鬱な雨もちょっと楽しくなるものです。わたくしは健康のために、朝晩の通勤で片道1時間歩くようにしています。よほどのことが無い限り雨の日も歩きますので、傘には少々こだわりがあります。実はビニール傘が好きなのです。

紳士物の傘は黒、紺、茶などの色が多いですね。でも濃い色の傘を差すと、顔や手元が暗くなってしまいます。ただでさえ日が出ていないのに、ちょっと気分まで暗くなってしまうのです。その点ビニール傘だと、影になりませんからとても明るく感じます。そしてさらに大事なのは、視界を遮らないので、人やクルマなどを認識しやすいのです。駅周辺の人通りの多いあたりや、クルマの多い街道などでは、回りに気をつけて安全に歩きたいものです。

そんなビニール傘にも弱点があります。皆さんもご存知のとおり、骨が弱いのです。これからの季節は台風が接近して風が強くなることもあります。そんなとき、ビニール傘だとひとたまりもありません。今までは、ビニール傘は長持ちしないものとあきらめていました。ところがその常識をくつがえすような、画期的な傘を見つけたのです。

シンカテール2 ホワイトローズという会社のビニール傘をご存知でしょうか。雨の園遊会で皇后陛下が使われたとの記事で有名になった会社です。こちらの傘は、ビニールの透明度が高いので大変視界が良いのです。しかも骨は丈夫なグラスファイバー製です。さらに「逆支弁穴開き加工」という工夫で、内側からの風を逃がして壊れにくくしています。まさに我が意を得たりと思い、早速購入いたしました。評判にたがわず、視界が良く丈夫なので大変助かっています。

同社では「雨、風、雪」から外出した人間を守り、安全に帰宅していただくツールとして傘を位置づけているそうです。また、傘のエコと称して、簡単には捨てないよう、壊れにくく、かつ、直して使えるように作られています。ホームページにはそのこだわりやエピソードが書かれており、とても感心させられました。これだけの傘ですので、お値段は少々張ります。最もスタンダードなシンカテールというモデルで5000円(税抜き)です。しかし、壊れても直せて長く使えるのであれば、値段に見合った製品ではないかと思います。

傘や靴など、お気に入りのものがあると外出も楽しくなるものですね。こうだ歯科医院では、歯みがきが楽しくなるような使いやすい歯ブラシなどのツールを揃えております。是非、院長かスタッフにご相談ください。

紫陽花と文房具  2016/05/31

紫陽花1 紫陽花2 紫陽花3 紫陽花が綺麗な季節になりました。この時期は紫陽花を観察しながら通勤するのが、わたくしの楽しみとなっています。大きさや形の違いを見ると、意外と種類が多いのに気付かされます。色は紫、青、ピンク、白など様々で、変わった色や綺麗な色を見つけると嬉しくなってしまいます。晴れても美しいですが、雨に濡れるとなんだか元気そうに見えてしまうのはわたくしだけでしょうか。梅雨時は気分が沈みがちですが、紫陽花を眺めていると和みますね。

さてそんな梅雨時にぴったりの、インドアなお話をいたしましょう。最近わたくしがハマっている本をご紹介いたします。山本健太郎くんという小学6年生が書いた「文房具図鑑 その文具のいい所から悪い所まで最強解説」です。まず驚かされるのは、小学6年生が一人で168アイテムを紹介した本を作ったこと。しかも全て手書きなんです。

文房具図鑑 さて内容は。一見して小学生が書いたと分かるような、ちょっとゴチャゴチャとした絵と文章。もちろん全て手書きです。定規を使わずフリーハンドで書いたらしい文房具の絵の回りに、所狭しと解説文が書き込まれています。初めはその迫力に圧倒されてしまいました。しかし慣れてくると、遊園地で遊んでいるような、あるいは森で宝探しをしているような、不思議な楽しさに包まれます。

なにより素晴らしいのは、健太郎くんの観察力と表現力です。その文房具が持つ特徴や独自の機能を的確にとらえ、ユニークに紹介しています。気がつけばドンドン健太郎くんの世界へ入り込んでいきます。なんだか自分が小学生になって、頭のいい友だちのノートを見せてもらっているような錯覚に陥ります。

さらに紙面の下部にはメーカーの担当者からのコメントが書かれています。これがまた面白くて、なんだか2度美味しい感じです。また巻末には家族や学校の友だち、担任の先生からのメッセージが載せられ、和ませてくれます。大人には絶対に作れないセンス溢れる本です。是非、書店で実物を手にとってご自分の目で確かめてみてください。きっと雨に濡れた紫陽花を見たときのような、ホッとした気分になれるはずです。

さて、文房具ほどではありませんが、お口のケアに使う歯ブラシなどのオーラルケア用品にもたくさんの商品があります。こうだ歯科医院では院長がこだわりで選んだ商品を取りそろえておりますので、お気軽にスタッフにお申し付けください。

ロゼ色の季節  2016/04/05

4月に入り、いよいよ桜の季節になりました。こうだ歯科医院のある国分寺、小金井、小平エリアには桜の木が沢山あるのはご存知のことでしょう。早咲きのものや遅咲きのものなどさまざまで、2月中旬から4月末まで楽しめます。とはいえやはり桜と言えばソメイヨシノですね。満開になったときの美しさは別格と言えましょう。

ソメイヨシノは江戸末期から明治初期に江戸の染井村(豊島区駒込の一部)から広まりました。村に集落を作っていた造園師や植木職人が育成したとされています。当時は桜の名所として知られる大和の吉野山(奈良県山岳部)にあやかって「吉野」とか「吉野桜」と呼ばれていました。しかし、のちに吉野山のヤマザクラとは異なる種であることが分かったため、混同を避けるために染井村の名を取り「染井吉野」と命名されました。

桜の夕景 テレビなどで「開花宣言」、「何分咲き」などとよく耳にします。これは気象庁の発表にもとづいています。気象庁では各地で特定の株を標本木として定めて、職員の目視による観察を行っています。その標本木の蕾が5~6輪ほころぶと「開花した」と発表されるのです。また標本木の80%以上の蕾が開くと「満開」とされます。ちなみに標本木は南西諸島や北海道を除いて、ほとんどがソメイヨシノです。東京の標本木は靖国神社の境内にある特定のソメイヨシノだそうです。

お堅い話はさておき、なんと言ってもこの時期の楽しみはお花見ですね。思い思いのお弁当や飲み物を持ち寄って、花見をしながらいただくのは本当に楽しいものです。わたくしはお酒好きですので、やはりビールや日本酒などをつい連想してしまいます。近頃では桜の色にちなんでロゼ・ワインやロゼ・シャンパンなども人気なようです。フランスではロゼ・ワインを暑い夏の時期に良く冷やして飲むことが多いようですが、日本の花見に合わせてわざわざこの時期に売り出す造り手も出てきました。

ところで、みなさんはロゼ・ワインがどのように造られるかご存知でしょうか。実は、白ワインと赤ワインを混ぜて造ることは禁止されています。赤ワイン用の黒ぶどうの果汁、果皮、種子に酵母を入れて発酵させ、ほどよくロゼ色に色づいたところで液体部分のみを抜き取る「セニエ法」や、黒ぶどうを圧搾してかすかにピンクに色づいた果汁を発酵させる「直接圧搾法」などで造られます。また、ドイツなどでは黒ぶどうと白ぶどうを混ぜて発酵させる「混醸法」も行われています。ただし、シャンパンなどのスパークリングワインだけは例外的に、白ワインと赤ワインをブレンドして造られます。ちょっと分かりにくいかもしれませんが、もしロゼ・ワインを飲むことがあったら、色々な造り方があることを思い出してみてください。

桜のポストカード さて、お酒も入って楽しいお花見ですが、一つだけ注意点を申し上げます。桜の木は傷つけるとそこから腐りやすい性質をもっています。このため、花見の宴会で桜枝が折られて木が弱ってしまうこともあるそうです。どんなに美しくても持ち帰ることはせずにその場で楽しみましょう。後で鑑賞したければ、スマホやデジカメで記録してご覧くださいね。

こうだ歯科医院では患者様に少しでも和んでいただきたいと思い、この時期に桜のポストカードを飾っています。健診や治療の合間にお花見などいかがでしょうか。 スタッフ一同ご来院をお待ちしております。

チョコレートの季節  2016/03/01

まだまだ寒い日が続きますが、ときおりポッカリと暖かい日があったりして春の訪れを感じますね。2月にはバレンタインデーがあり、それに会わせてサロン・ド・ショコラなどのイベントも盛り上がっていたようです。みなさんもきっと美味しいチョコレートを楽しまれたことでしょう。昨年このコラム「うれしいチョコレート効果」で紹介したビーン・トゥ・バーBean to Barという言葉も、広く認知されるようになった気がいたします。最近では男性やお酒が好きな方もスイーツを楽しむのが当たり前になってきました。今回はそんな方達のために、チョコレートに合うお酒のお話をいたします。

チョコレートの美味しさを端的に表現するならば、カカオの苦みと酸味、そして加えられた糖の甘みとのハーモニーでしょう。実はこれがくせもので、それぞれの個性が強いので普通のお酒には合わせにくいのです。そんな風味の強いチョコレートには、それに負けないタンニン(渋み)と甘さを備えた酒精強化ワイン(フォーティファイド・ワイン)が合うと言われています。酒精強化ワインとは、普通のワインにブランデーなどの蒸留酒を加えてアルコール度を高めたワインです。シェリー、ポルト、マデイラなどがこれにあたり、世界3大酒精強化ワインとも言われています。

ガトーショコラとバニュルスとポルト フランス語でチョコレート・ケーキという意味のガトー・ショコラ gateau au chocolat 。その濃厚なお味には、バニュルスの赤やポルト(ルビータイプ)が合います。バニュルスは南仏のルーション地方で、収穫を遅らせて干しぶどうのようになったものから作られます。干しぶどうやナッツの風味があります。ポルトはポルトガル北部のドウロ河周辺で造られ出荷されます。黒ブドウから造られるのでルビー色になります。チェリーなどの赤い果実の香りと力強いタンニンが特徴です。

板チョコ 一方、シンプルにカカオの香りと味を楽しめるタブレット(板チョコ)にはダークラムが合います。サトウキビから作られ、カラメルを焦がしたような風味と豊かな甘みがあります。ただしアルコール度が40度以上ありますので、少量をお口に含む程度にしましょう。チョコレートとの相性を楽しんだら、その都度ミネラルウォーターでお口の中を洗い流せば、新たに香りと味を感じ取ることができるうえに酔い防止にもなります。

お酒を飲めない方にとっては、関係ない話に思われるかもしれませんね。でも、誰かにチョコレートを贈るときに、「こんな楽しみ方がありますよ」と一言添えると喜ばれるのではないでしょうか。

さあ、チョコレートを美味しく楽しんだ後は・・・はい、そうです。お決まりの歯磨きタイムですよ(笑)酔っていても丁寧に磨きましょうね。そして半年に一度は、こうだ歯科医院で健診とクリーニングをいたしましょう。みなさまが健康なお口でいつまでも美味しいスイーツを楽しんでいただけるよう、お手伝いさせていただきます。

冬を乗りきる  2016/02/01

みなさま、冬らしく冷え込む日が続いておりますが、お元気にお過ごしでしょうか。風邪やインフルエンザが流行っているようです。体調管理に気を配り、寒い冬を乗りきりましょう。

少し前になりますが、成人の日にお休みをいただき、息子と映画を見に行きました。街では、艶やかに、そして初々しく着飾った新成人の方々を見かけ、こちらも清々しい気持ちになりました。いつまでもこの日の気持ちを忘れずに、社会に羽ばたいていただきたいと思います。

スターウォーズこの日、わたくしは息子を連れて、新宿で「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」を観て参りました。これから観る方もいらっしゃると思いますので内容は控えますが、以前の作品からの世界観を引き継いだ見事な映画でした。実はこの映画には少々思い入れがあります。1977年に第一作が公開された当時、中学生だったわたくしは心躍らせて新宿の映画館へ観に行きました。それまでのSF映画にはない壮大なスケールと斬新な映像に衝撃を受けたのを、今でも鮮明に覚えています。その後、何度もTVやDVDなどで観ましたが、いまだに色あせない素晴らしい娯楽映画だと思います。

そして時は流れ、約40年後。中学生になった息子と最新作を同じ新宿の映画館で楽しむことができるとは、なんと幸せなことかと感慨深いものがありました。スター・ウォーズお決まりの冒頭に流れるテーマ曲とオープニング・ロールが始まると、10代のころのように興奮し、一気に物語の中に引き込まれました。あっと驚くような展開や伏線もあり、最後まで飽きずに楽しめました。

焼肉 映画館を出た後は、肉食男子2人(笑)で近くの焼き肉屋に入り、ガッツリ食べながら物語について熱く語り合いました。この息子が成人式を迎えるときにも、こんな風に親子で楽しめるよう健康に気をつけて元気でいようと心に誓い家路につきました。

さて、健康管理はまずお口から!と言うわけで、是非みなさんもこうだ歯科医院で健診&クリーニングいたしましょう。スタッフ一同ご来院をお待ちしております。

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ご予約は042-300-0390  10:00-13:00 15:00-20:00

国分寺市にあるこうだ歯科医院です。インプラントの治療に力を入れております。小平市、小金井市などからも通院便利です。お気軽にご来院ください。